「ほんまに早いのう。」ゆずを出しに来たおんちゃんも声をそろえます。「それにしてもやっぱり今年は温すぎるぞねやぁ。」次に出るのはこの言葉。温暖化の足音が馬路村でも確実に聞こえてきます。

「あとちょっとやけんど、このちょっとが時間がかかる。また明日もがんばらなぁいかん」と、今日もおんちゃんはゆずを集荷場へ出しにきました。 村中の農家から畑直送で集まってくるゆずは、新鮮なうちに敷地内の搾汁工場（ゆずしぼり工場）で搾られます。 …

ゆず加工場の従業員玄関におかれていました。 街ではこんな事があるろうか。

ゆずの種を焼酎に漬けて一週間もするとトロトロの化粧水が出来ます。そんな手作り化粧水用に「ミス馬路村」としてゆずの種を販売していますが、この種の力が以外とすごいという事がわかってきましたので、これまでよりもっと有効に活用していきたいと、この…

休みの度に雨ですが、歩くとゆずのえい香りが漂ってきます。倉庫ではゆずしぼりが行われていました。馬路村の各家庭ではこうして自家用に搾汁し、塩を入れて一年分のゆず酢を保存しています。このゆず酢は馬路のお寿司作りにはかかせませんので。

土曜日やのにあいにくの曇り空ですが「おばあちゃん、ぼくも手伝うちゃおう。」と畑には子ども達の姿がみえました。「みんなが手伝うてくれたき、今年ももうちょっとで終わりそうや」と、ゆずの収穫ラストスパートを迎えています。

机が浮いたり人が浮いたり、鳩が出て来たり、なんぼ目を開いちょってもわからん。目の前で起こる摩訶不思議な連続にみんな首をかしげます。 昨晩、馬路温泉で高知中央高校の奇術部によるマジックショーがありました。高校生といえども、奇術部の一人、西村君…

「おー、だれた、だれた。明日はまた雨やいいゆうき、今日はいきって（力を入れて）よう採ったで。」と、山から下りてきたおんちゃんはヘトヘトの様子。１１月も後わずか、もうちょっとの勝負時です。

ゆずにそっくりですが、食べられません。石鹸です。 昔、ホウ酸だんごを間違えておやつに出しそうになったおばあちゃんを思い出します。昨日から来ているみなさんと一緒に石鹸を作りました。 いい大人ばっかりでしたが、皆子どもに戻ったように楽しみました。

以前から募集をかけていた「ゆず収穫とアロマセラピー体験」の御一行が馬路入り。一谷の畑では、ワイワイと若い声が山にこだましています。ゆずにトゲがある事や、採るのに結構苦労する事、ゆず畑の周辺はやっぱりゆずの香りがする事など、ひとつひとつに大…

やっぱり雨。風も強い。でも、日曜日。休んでらぁおれん。と、倉庫の中では一家総出のヘタ切り作業。

今が、まさに一番のゆず最盛期。この土日が勝負や！と思いよったら、怪しい空です。雨が今にも降りそうで冷たい風が吹いています。やっぱり天気予報の勝ちかなあ…明日も雨の予報です。せっかく皆が街から手伝いに来てくれる予定やに…仕事にならん。と困り顔…

今年の初めに植えたばっかりですので、よその人からするとそんなにきれいとはいえんかもしれませんが、私達にとっては葉っぱの一枚一枚が嬉しい手作りのゆずの森の紅葉です。

隣人、西野けんちゃん。奥さんは幸子さん。「若い子はどうせろくなもの食べやぁせんろ、残りもんやけんど」と、西野家は再々おかずをくれます。馬路村へ住みだして２年半になりますが、西野家からのもらいもので健康を維持できていると言っても過言ではあり…

一本の電話。「おさえたき、早う見に来い」。なーんか今日は妙に畑に人が少ないなぁと思いよったら、ははーん。そうや、今日は追い山の解禁日やった。現場に急行すると、やった、やった、えい猪をおさえちゅう。今日の晩には猟開き祝いのうまい酒が飲めるぞ…

雲がゆっくり流れていきます。真っ黒い怪し気な雲も時々は迫って来ますが、すぐに青い空がのぞきます。「今日は雨が降るいいよったに、降らんねぇ」とおばちゃんに声をかけると、「そんな事いいよられん、そんな噂しよったら直に天気が悪うなるき。これ以上…

ゆず畑から帰って来るなり、おんちゃんが「えいもんいせちゃおう。」と得意げな顔。１、２、３、４、５、６、７…。どうで、すごいろうと。なるほど、玉が一本の枝に密集してなっちゅう、こりゃあ珍しい。なんか、めでたい気がするね、おしくらまんじゅうをし…

日曜日。まちからも子どもや孫が手伝いに来て、総出のゆずの収穫風景があちらこちらで見えました。山にはにぎやかな笑い声が響いています。

久しぶりに雨が降りました。二週間ぶりくらいの雨です。あんまり雨が少ないのでゆずへの影響も心配でした。 朝方にざーっと降りましたが、お昼を過ぎると青空が見えました。気がつくとゆずの森の紅葉が真っ赤です。

この一週間、職場体験学習一環で馬路、魚梁瀬の中学生が来てくれました。ゆず採りで人手が足りん忙しい時期でしたので、農協のみんなは大助かり。いろんな仕事を手伝うてもらいました。最終日の今日の仕事は、お客さんから届くなんでもハガキの返信作業。中…

薪で焚くお風呂は芯からポッカポッカ温もりが違う。一応電気温水器もつけちゅうけんど、やっぱり寒うなってくると薪の風呂やないといかん。と、馬路ではまだ薪風呂が現役の家庭が多くあり、道ばたには焚きものが高く積まれていたりします。

車のフロントガラスがこの秋、初めて凍った馬路村です。日も徐々に短くなって、３時半が過ぎると山の影がすっぽりとゆずの森周辺を包み込みます。

今日はちっと、風が寒いねえ。今の時期はこれが本当やなけりゃぁいかんがやけんどねぇ。今までがぬくすぎたわ。とおんちゃんが干し柿と日向にあたっていました。馬路村ではあちらこちらの家々で干し柿を吊るしているのが見えます。

馬路農協へ届いた一通のメール。『「月刊ゆずの風新聞」に掲載の超ど根性桜ですが、まだ健在でしょうか。仮に根が出ているとすればソメイヨシノの保存方法として大変興味があります。ソメイヨシノは接ぎ木で苗を作るのが定法となっていますので、今回の試み…

「あのー、ゆずはじまる祭はどこでやりゆうがですか？」今日は休みのゆずの森加工場で当番出勤をしている職員の所へ家族連れがやってきました。「え？あのー、申し訳ありませんが祭は3日でしたが…」「えっ3日!？3日間じゃのうて…？」「ええ、3日の一日だけの…

ゆずはじまる祭がおわって、畑ではゆずの収穫が本格的にはじまりました。馬路村は今日も秋晴れ。

これはすごい事になっちゅう。普段の昼間はポツポツとしか人の見えん馬路村の通りに、行列がぞろぞろ歩き、村の入り口では史上初の車の渋滞ができました。駐車場はまさにパニック。無線がひっきりなしに飛び交い、誘導係の小原君は走りっぱなしです。細いく…

ゆずはじまる祭、いよいよ、いよいよ明日になりました。どうなるろうねやぁ、どうなるろうかねやぁ、旗もたてた、はっぴもかまえた、道具もそろえた、どうやろうねやぁ。どんとかまえて、やっちゃろうじゃないか。今日の馬路村は緊張しています。