まだ少しゆずが残っている畑には、 呼ばずとも、おんちゃんたちが集まり、 みなで手伝います。 「ありがとうねぇ」「なんちゃぁ、なんちゃぁ」 と去っていくその様に、ヒーローのようなかっこよさを感じました。

忙しさが抜けてくると、 自家用や親戚に配るためのゆず酢を 手搾り機でつくっていきます。 出てきた種はいちえさんの化粧水になります。

ゆずの収穫も終わりに近づいております。 長かったような短かったような。 「まぁ、ゆずが終わったら一杯やろう」と おんちゃんたちのお誘いが多くなってきましたね。

ゆずの収穫が大忙しの毎日ですが、 ゆず以外にもいろいろとしなければならないことあります。 裏庭の原木に今年はしいたけがびっしりなり、 近所の人に配ってまわらないかん。 いのしし漁も解禁となりまして、 みんなぁで山へ犬を連れてししをおさえにいかな…

朝９時をまわり、ゆず畑にようやく陽の光が差し込みます。 朝露が蒸発しはじめ、もくもくと煙になって 畑からのぼっていきます。 畑にとっては、 さも当然かのように、 堂々と呼吸をしているようにも見えました。

さぁ、ゆずの収穫もあと２週間といったところでしょうか。 収穫もピークを迎え、軽トララッシュがお目見えします。 おんちゃんたちの軽トラ。この季節には、 ふわっとゆずが香る特別仕様へと様変わり致します。

おんちゃんたちが収穫したゆずをもってきた後、 夜が更けても、搾汁工場はゴトゴトとゆずを搾り続けます。 おんちゃんたちは「まだやりゆうかよ」と 晩酌をしながら搾汁工場を眺めます。

ゆずも色づきを増し、 最盛期となってきました。 兼業でゆずをつくっている人がほとんどですので、 週末は絶好の収穫日和というわけですね。 ゆずの木にはするどく長いトゲがあり、 木自体も放っておけば高く高くのび、 収穫作業には時間と労力がかなりかか…

「宣誓、我々山師一同は…」 今年も山師達人選手権が行われました。 ご存知でない方に少しご説明を。 年に一度のこの大会は、木挽き・輓馬・ヤシの実とり、 と題された競技を山師たちが競い合う大会です。 木挽きとは、丸太切りです。太い丸太をどれだけ早く…

今年こそは晴れる、そう思い込みながら準備に明け暮れ、 いよいよやってきたゆずはじまる祭り当日。みごとな晴天です。 さぁ、これでお客さんがたくさん来てくれたら最高やねぇ。 期待と不安が入り交じりながらの朝を迎えましたが、 いざ始まると、期待以上…