一谷、なおさんの畑
普段見慣れない橋がかかっています。
「かっさんとナカヤくんがかけてくれたがよ」
とご満悦の表情のなおさん。

「ゆずとりの時、重いカゴを
 ちょっと離れた橋から持っていきゆうきねぇ」
なんとかしちゃらないかん、と
かっさんとナカヤくんが
山から木を切り、一日で橋を完成させました。
「その日の晩、なおさんにお酒をごちそうになってよ」
かっさんもご満悦の表情でした。

フラフラと

「どこ行きよらぁ」
道をフラフラ歩いていると
決まってこの言葉をかけられます。
特に目的はない、と伝えると
「まぁお茶でも飲んでいきや」と
これまた決まった言葉をもらいます。
今日もおんちゃんにこの言葉をかけてもらい、
ノコノコと
ついて行った先は


役場の中の一室。
別に小難しい話をするわけでもなく
ただただお茶を飲み、
お菓子を食べ、
さよなら、と部屋をあとにしました。

ウメ、サク


馬路中学3年生も受験を終え、
桜が咲く頃よりも早く、
無事、数日前に11人全員合格の知らせが届きました。
親だけでなく、
村のみんなの心配事。
みんなが、ほっと
胸をなでおろしました。
馬路中学、卒業式は来週です。

晴れ間に干す

久しぶりに青空が見えました。
トヨさんがシイタケを干しています。

「このサイズは出汁用に
このサイズはおかず用に」と。
しいたけは、どんどんどんどん
いっぺんに生えてきますので
生で食べるのには限度があるのです。
「生でももちろんおいしいけんど、
干したら日持ちもするし旨味が増すがよ。
けんど、明日はまた、雨っていいよったねぇ」
と貴重な晴れ間、を過ごしていました。