湯けむりピンポン

日の暮れはじめる少し前、
温泉の一室はものすごい熱気に包まれています。

浴衣を着て、のどかな卓球風景ですが、
手に持っているのはラケットではなく、木のうちわ。
なかなか思うようにはいきません。
だからこそなのでしょうか、
会場は異様なほどの盛り上がり。
おそらくそこらの卓球大会をしのぐほど。

「わー」「おりゃぁ」「わははは」
のどが乾くとビールを口に。
スポーツというよりは宴会に近い盛り上がりでした。