道の淵を


いちえさんが
何やら道のふちで宝探しをしているようで、
わっせわっせと掘り出しています。
「そんなえいもんやないない」
と言われつつも、期待せずにはいられません。
「もうそろそろやろうか」
最後は手でやさしく掘り出すと、


出てきました。
しょうがです。
しかしこれらをそのまま食べるのではなく、これらはいわば種。
こうして土の中に埋め込み、芽を出させ、この時期に畑に移して、育てるのです。
いちえさんはどうやら宝の原石探しをしていたようです。