働き者

この間、骨折して、退院してきたばかりのはずの萩子さんが
朝から草を引いています。

「萩子さん、大丈夫ですか?」
「まぁ、やっぱり足は痛いけんど、草が気になってねぇ。
もうちょっとひいたら、やめろうかと思いゆうけんど」と。

まぁ、なんぼいうたち…、と人はいうそうですが、
働きものの萩子さん、
どうしても、動きよらんと落ち着かんというのです。


怠け者の心臓を少し、つままれたような気がしました。