スカ…いや、0.1匹

jaumajimura2009-07-19

丑の日です、
ということで、
ここはひとつ天然うなぎを、、、と
前の日につけたハエナワをあげにいきました。
が、
糸をたぐりよせる度に、がっかり。
「あー、また餌だけとられちゅう」
「あー、スカやぁ」と、
仕掛けていたハエナワは
ことごとく不発、残念!のパターン。

そして、最後のひとつ、これも、やっぱり、「あーあ」の感じ。
透明な川の底で、つけた餌がそのまんま、ゆらりゆらりせつなく揺れています。
「いかんかったねぇ…」
糸を引き上げるがっくり肩の娘。
と、その時、
「えっ?いや!!いやーーー!!!!」
と突然大きな声、
びっくりするじゃぁありませんか、ササキさん。
そして、ササキの指さす先をみて、
「いやーーーー!!!!!」とキクチさん。

頭だけ…??
餌だとおもっていた固まりは、なんと鰻様の頭でありました。
ということは…
この鰻が食べられるばぁのうなぎというたら、そりゃぁそりゃぁ、
そうとうの大鰻が食いついたに違いない。
見たこともないぐらい太くて、長くて、頭がえい…こりゃぁ…

二人の頭の中で、大うなぎがに
にょろにょろにょろにょろ。
目を合わせては、むふふっと。

「また、何日かして、ここに仕掛けてみろうか」と、
膨らむ、膨らむ大うなぎの夢。
村の娘の楽しみがまたふえました。