稲を刈る

jaumajimura2008-10-04

若者の田んぼ。
稲刈り、決戦の朝。
カーテンを開けると予想外の雨。
「こりゃー、今日はできん。天気の事やきしかたがないねぇ」と、
延期を決断したものの、
それから雨はぱったりと止み、
天気はみるみる回復。
午後を過ぎると陽が照りつけるくらいになりました。
「ひょっとすると…」と、若者が田んぼに出向いて行くと、
「おまんらぁ、いつ刈るがで」と、ごっくん課長に遭遇。
「もう稲も渇いちゅうみたいなし、今からやったらできるぞ」と。
その一言で、稲刈り延期は撤回、急遽、決行が決定。
慌ただしく、稲刈りは開始されました。


「今から、おんしゃらぁだけでやりよったら終わらんろう」とごっくん課長。
「おまんらぁ、機械の使い方も知らんろうに」と恭介さん。

大御所助っ人らの先導によって、
休憩も取らず、息抜きもせず、ノンストップ、
ものすごいスピードで稲刈りは進んでいきました。
タバコが吸いとうても、お茶が飲みとうても
大御所が止まらん限り、休む訳にはいきません。

時間が経つにつれ空模様も怪しくなっていきましたが、
なんと、雨が降り出す1分前、ギリギリセーフ、
全ての行程を終えました。
「おわたなぁ」
お茶をぎゅっと飲み干して若者達はへたへたと座り込んだ若者は
「いやー、まいった」と一言。
大御所の大きさをまざまさと思い知った一日となりました。

馬路村の馬力はこうして確実に若者へと引き継がれていきます。