馬路中学校の卒業式

「歳がいったら、涙腺がゆるうていかん。」
そういいながら、おんちゃんが式の終わった会場から出て行きます。


馬路中学校、今年の卒業生は全部で四人。
村の会館の手作りの会場に、
保護者、在校生、先生、近所の人々が参列して
心のこもった小さな卒業式が行われました。


馬路村には高校がありませんので、春からはみんな村外の学校へ行く予定です。 
今日はまた一段とたくましく見える彼らを前に、あちこちから鼻をすする音、ハンカチで涙を拭う姿。
最後に、四人、一人一人が将来の夢を立派に宣言すると、寂しさと感慨深さが入り乱れる会場を
それは暖かく大きな拍手が包み込み、今日の門出を祝福しました。